
2026年2月の衆議院選挙後、兵庫県でちょっとした騒ぎになっていることがあるんですね。それは「チームみらい」という政党の得票数についてです。兵庫県に候補者がいなかったのに15万票以上も得票したという話が広まって、SNSでは「不正選挙じゃないの?」という声も上がっているんですよね。
きっとあなたも、このニュースを見て「本当に候補者がいなかったの?」「それで票が入るってどういうこと?」と疑問に思われたのではないでしょうか。実は私たちも最初は驚きました。でも、詳しく調べてみると、選挙制度の仕組みや有権者の投票行動がよくわかってくるんですね。
この記事では、チームみらいの兵庫県での候補者の有無、選挙結果の詳細、そしてなぜこのような結果になったのかを、わかりやすく解説していきますね。最後まで読んでいただければ、日本の選挙制度についても理解が深まると思いますよ。
結論:兵庫県に小選挙区候補者はいなかったけど比例で投票できた

まず結論からお伝えすると、チームみらいは兵庫県内の小選挙区には候補者を立てていませんでした。これは事実なんですね。でも、比例代表近畿ブロックには名簿を提出していたので、兵庫県の有権者も比例代表でチームみらいに投票することができたんです。
2026年2月8日に投開票された衆議院選挙で、チームみらいは兵庫県の比例代表で15万6959票を獲得し、得票率6.36%で6位という成績を収めました。これは姫路市の公式発表や神戸新聞の報道でも確認されている正式な数字なんですね。
「候補者がいないのに票が入るなんておかしい」という声もありますが、これは日本の選挙制度を正しく理解すれば何も不自然ではないんです。小選挙区と比例代表は別々の投票なので、小選挙区に候補者がいなくても比例代表に投票することは全く問題ないんですよね。
なぜ候補者なしでも得票できるのか?選挙制度の仕組み
衆議院選挙の「小選挙区比例代表並立制」とは
これって少し複雑に感じるかもしれませんが、一緒に見ていきましょう。日本の衆議院選挙では「小選挙区比例代表並立制」という仕組みが使われているんですね。
私たち有権者は投票所で2枚の投票用紙を受け取ります。1枚目は小選挙区の投票用紙で、ここには「候補者の名前」を書きますよね。2枚目は比例代表の投票用紙で、こちらには「政党名」を書くんです。
この2つは完全に別の投票なんですね。だから、小選挙区に自分の支持する政党の候補者がいなくても、比例代表でその政党に投票することができるというわけなんです。わかりますよね?
比例代表ブロックの仕組み
比例代表は全国を11のブロックに分けて行われます。兵庫県は「近畿ブロック」に含まれていて、大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県と一緒のブロックなんですね。
チームみらいは近畿ブロックに比例名簿を提出していたので、近畿ブロックに含まれる兵庫県の有権者も投票できたというわけです。実際、チームみらいは京都府には小選挙区の候補者を立てていましたが、兵庫県には立てていなかったんですね。
でも、これは別に珍しいことではありません。多くの政党が、全ての都道府県に小選挙区候補者を立てているわけではないんです。特に新しい政党や小規模な政党は、限られた地域にだけ候補者を立てることも多いんですよね。
有権者の投票行動の自由
もしかしたら「小選挙区に候補者がいないなら、比例でも投票しないのでは?」と思われるかもしれませんね。でも実際には、多くの有権者が小選挙区と比例代表で異なる政党に投票することがあるんです。
例えば、小選挙区では地元の候補者に投票するけど、比例代表では自分の支持する政策を掲げる別の政党に投票する、といった投票行動は一般的なんですね。これは「分裂投票」とも呼ばれていて、有権者の権利として認められているんです。
兵庫県での具体的な選挙結果を見てみよう
市町村別の得票状況
チームみらいの兵庫県での得票を詳しく見ていくと、興味深いことがわかってくるんですね。地域によって得票率にかなり差があったんです。
特に高い得票率を記録したのは以下の地域でした。
- 芦屋市:8.99%
- 西宮市:8.40%
- 宝塚市:7.51%
- 神戸市:7.18%
芦屋市や西宮市といった阪神間の都市部で得票率が高いんですよね。これらの地域は比較的所得水準が高く、教育水準も高い地域として知られています。きっと新しい政治のあり方に関心を持つ有権者が多かったのかもしれませんね。
一方で、姫路市では11,549票を獲得しました。市全体の票数としては一定の支持を集めたことがわかります。兵庫県全体では15万6959票、得票率6.36%という結果になったんですね。
近畿ブロック全体での比較
「兵庫県だけ突出して高いのでは?」という疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。でも実際には、近畿ブロック全体で見ると、兵庫県の得票率は特別高いわけではないんです。
- 京都府:6.80%
- 滋賀県:6.49%
- 兵庫県:6.36%
むしろ京都府や滋賀県の方が少し高い得票率だったんですね。これを見ると、兵庫県の結果が異常というわけではなく、近畿ブロック全体でチームみらいが一定の支持を集めていたことがわかります。
兵庫県選挙管理委員会も「不審な点はなく、調査の必要はない」と明確に述べているんです。客観的なデータを見れば、選挙結果に不正があったという根拠は見当たらないんですよね。
全国での得票状況
ちなみに、チームみらいは全国の比例代表で合計553,496票を獲得しました。兵庫県の15万票は全国票の約28%を占めていることになりますね。
これは近畿ブロックでの活動や認知度が高かったことを示しているかもしれません。京都府には小選挙区候補者も立てていましたから、近畿地方での選挙活動が活発だった可能性がありますよね。
なぜチームみらいに投票したのか?有権者の声
出口調査から見える投票理由
神戸新聞が行った出口調査によると、チームみらいに投票した人たちの多くは、前回の選挙では他の政党に投票していたことがわかったんですね。
具体的には、以下のような政党から票が流入していました。
- 国民民主党:10.4%
- 日本維新の会:8.6%
- れいわ新選組
- 立憲民主党
これって興味深いことだと思いませんか?既存の政党に投票していた人たちが、新しい政党であるチームみらいに投票先を変えたんですね。きっと既存政党に対する不満や、新しい政治への期待があったのかもしれません。
AIとテクノロジーを活用した政治への期待
チームみらいは、AIエンジニアの安野たかひろさんが立ち上げた政党です。テクノロジーを活用して政治を変革し、透明性の高いデータ駆動型の政治を目指しているんですね。
具体的には、AIツールを使って政治資金や法案を透明化する取り組みを掲げています。これは、政治とお金の問題や不透明な意思決定プロセスに不満を持つ有権者にとって、魅力的に映ったのかもしれませんね。
特に若い世代や、IT業界で働く人たち、新しい技術に関心のある層からの支持があった可能性が考えられます。芦屋市や西宮市といった都市部で得票率が高かったのも、こうした層が多く住んでいることと関係があるかもしれませんよね。
既存政党への不満と新しい選択肢
正直なところ、今の日本の政治に満足している人ってどれくらいいるでしょうか。多くの人が「何か変わらないかな」と感じているんじゃないでしょうか。
政治とお金の問題、利権構造、既得権益の保護など、政治家のための政治になってしまっているように見えることも多いですよね。そうした中で、新しい政治のあり方を掲げる政党が現れれば、「とりあえず試してみようかな」と考える人がいても不思議ではありません。
チームみらいへの投票は、既存の政治への不満票という側面も持っているかもしれませんね。国民民主党や維新の会から票が流れたというのも、改革を求める有権者の気持ちの表れなのかもしれません。
SNSで広がった「不正選挙疑惑」の真相
なぜ疑惑が広がったのか
選挙後、SNS上で「チームみらいの兵庫県での得票は不正選挙の証拠だ」という投稿が拡散されたんですね。特にX(旧Twitter)では425万回以上も表示される投稿もあったそうです。
多くの投稿は「候補者を立てていないのに15万票も入るのはおかしい」という内容でした。確かに一見すると不思議に思えますよね。わかります、その気持ち。
でも、これは選挙制度を正しく理解していないために起きた誤解なんです。先ほど説明したように、小選挙区と比例代表は別の投票なので、小選挙区に候補者がいなくても比例代表に投票することは全く問題ないんですね。
選挙管理委員会の見解
こうした疑惑の声を受けて、兵庫県選挙管理委員会は明確に「不審な点はなく、調査の必要はない」と述べました。選挙のプロフェッショナルである選管が、きちんと確認した上での判断なんですね。
客観的なデータを見ても、兵庫県の結果に異常は見られませんでした。近畿ブロックの他の府県と比較しても、得票率は同程度でしたからね。
もし本当に不正があったなら、兵庫県だけが突出して高い得票率になるはずですよね。でも実際には京都府や滋賀県の方が少し高かったんです。これは不正がなかった証拠と言えるのではないでしょうか。
情報リテラシーの大切さ
この騒動は、私たちに情報リテラシーの大切さを教えてくれているように思います。SNSでは誰でも情報を発信できるので、間違った情報も簡単に広がってしまうんですよね。
「おかしいな」と思ったら、まず公式の情報源を確認することが大切です。選挙結果なら選挙管理委員会の公式発表、新聞社の報道などを見るべきですよね。そして、制度そのものを理解することも重要なんです。
感情的に「おかしい」と感じても、それが実際におかしいかどうかは別の問題かもしれません。私たちも一緒に、正しい情報を見極める力を養っていきたいですよね。
チームみらいってどんな政党なの?
党の成り立ちと理念
ここまでチームみらいの得票について見てきましたが、そもそもチームみらいってどんな政党なのか気になりますよね。
チームみらいは、AIエンジニアの安野たかひろさんが立ち上げた新しい政党です。テクノロジーを活用して政治を変革し、透明性の高いデータ駆動型の政治を目指しているんですね。
安野さん自身がエンジニアということで、技術的な視点から政治の問題を解決しようとしているのが特徴です。「政治家のための政治」ではなく「国民のための政治」を実現したいという思いが伝わってきますよね。
具体的な取り組み
チームみらいが掲げている取り組みには、以下のようなものがあります。
- AIツールを使った政治資金の透明化
- 法案のデータ分析と可視化
- オープンでデータ駆動型の政策決定
- ボランティアや候補者の公募
政治資金の使い道が不透明だったり、法案の内容が難しくてわかりにくかったりすることって、私たちの身近な不満ですよね。それをテクノロジーで解決しようという姿勢は、評価できるのではないでしょうか。
また、ボランティアや候補者を公募しているというのも興味深いですね。従来の政党のように特定の組織や団体に頼るのではなく、広く一般から人材を募っているんです。開かれた政党を目指しているのかもしれませんね。
今後の展望
2026年2月の選挙時点では、兵庫県内に小選挙区候補者はいませんでしたが、今後はどうなるでしょうか。北海道ブロックでは稲原むねよしさんという公認予定者の名前が挙がっていたようですね。
今回の選挙で全国で55万票以上を獲得したわけですから、一定の支持基盤はできたと言えるでしょう。今後、兵庫県でも候補者を擁立する可能性は十分にあると思います。
ただし、新しい政党が実際に政策を実現していくのは簡単なことではありません。理念や理想を掲げるのと、実際に政治を動かすのは別の話ですからね。私たち有権者としては、今後の活動を注視していく必要がありそうです。
兵庫県の政治状況と有権者の意識
兵庫県の特徴
兵庫県は日本でも特徴的な地域なんですよね。神戸市を中心とする都市部と、但馬や丹波といった地方部が混在していて、地域によって政治意識もかなり異なるんです。
阪神間の都市部では革新的な考え方が強く、一方で地方部では保守的な傾向があったりします。チームみらいが芦屋市や西宮市で高い得票率を記録したのも、こうした地域性と関係があるかもしれませんね。
都市部での新党への関心
特に神戸市や阪神間の都市部では、新しい政治のあり方に関心を持つ人が多いのかもしれません。国際都市である神戸には多様な価値観を持つ人が住んでいますし、西宮や芦屋も比較的所得や教育水準の高い地域ですよね。
こうした地域では、従来の政治に満足せず、より透明で効率的な政治を求める声が強いのかもしれません。AIやテクノロジーを活用した政治という新しい試みに、共感を覚える人が多かったのではないでしょうか。
地方部での反応
一方で、兵庫県の地方部ではどうだったのでしょうか。得票率の詳細なデータは限られていますが、おそらく都市部ほど高くはなかったと思われます。
地方では地域の課題が優先されることが多く、AIやテクノロジーといった抽象的な話よりも、具体的な地域振興策や雇用対策などが重視される傾向がありますからね。新しい政党に投票するよりも、地元で実績のある候補者を選ぶ人が多いのも自然なことかもしれません。
日本の選挙制度について考えてみる
現行制度の問題点
今回の騒動を通して、日本の選挙制度についても考えさせられますよね。小選挙区比例代表並立制は1994年に導入されましたが、制度が複雑で有権者に理解されにくいという問題があるんです。
「候補者がいないのに票が入るのはおかしい」という声が多く上がったのも、制度が十分に理解されていない証拠かもしれませんね。選挙制度は民主主義の根幹なのに、国民の多くが仕組みを正確に理解していないというのは、ちょっと問題だと思いませんか?
透明性と説明責任
政治に求められるのは透明性と説明責任ですよね。選挙制度についても、もっとわかりやすく説明する努力が必要なのではないでしょうか。
選挙管理委員会や教育機関は、選挙制度について国民に理解してもらう取り組みをもっと積極的に行うべきかもしれません。学校教育の中で、もっと詳しく選挙制度を教えるのも一つの方法ですよね。
そして、政党や候補者自身も、自分たちがどの選挙区に候補者を立てているのか、どのような戦略で選挙に臨んでいるのかを、有権者にわかりやすく伝える責任があると思います。
有権者の役割
もちろん、私たち有権者にも責任がありますよね。選挙に行くだけでなく、選挙制度を理解し、候補者や政党の政策をしっかり見極める努力が必要です。
SNSで流れてくる情報を鵜呑みにするのではなく、公式の情報源を確認したり、複数の視点から考えたりすることが大切なんですね。一緒に賢い有権者になっていきたいですよね。
まとめ:選挙制度を理解して賢く投票しよう
ここまで、チームみらいの兵庫県での候補者と選挙結果について、詳しく見てきました。最後にポイントをまとめておきましょう。
チームみらいは兵庫県内の小選挙区には候補者を立てていませんでしたが、比例代表近畿ブロックには名簿を提出していました。そのため、兵庫県の有権者も比例代表でチームみらいに投票することができたんですね。
実際に15万6959票(得票率6.36%)を獲得し、これは選挙制度上、全く問題のない正当な結果でした。近畿ブロックの他府県と比較しても得票率に異常はなく、兵庫県選挙管理委員会も不正がないことを確認しています。
SNSで広がった「不正選挙疑惑」は、選挙制度への理解不足から生まれた誤解だったんですね。出口調査によれば、国民民主党や維新の会などから票が流入しており、有権者が自分の意思で投票先を選んだ結果だったことがわかりました。
チームみらいのようなテクノロジーを活用した新しい政治のあり方に、一定の期待を持つ有権者がいるということも明らかになりましたね。特に都市部で支持が高かったのは、政治の透明性や効率性を求める声の表れかもしれません。
これからの政治参加のために
最後に、これを読んでくださっているあなたに伝えたいことがあります。今回の騒動は、私たち一人ひとりが政治や選挙についてもっと知る必要があることを教えてくれているんですよね。
選挙制度は複雑かもしれませんが、民主主義の根幹です。私たちの一票が政治を動かすんですから、その仕組みを理解することはとても大切なことなんですね。
そして、情報があふれる時代だからこそ、正しい情報を見極める力が必要です。SNSで流れてくる情報に踊らされず、公式の情報源を確認し、自分の頭で考えることを忘れないでくださいね。
チームみらいのような新しい政党が出てくるのも、既存の政治に満足していない有権者がいるからです。もしあなたも現状の政治に不満があるなら、それを投票という形で表現することができますよね。
次の選挙では、小選挙区と比例代表の違いを理解した上で、自分の意思をしっかり反映させる投票をしてみませんか?きっとそれが、より良い日本の未来につながっていくと思いますよ。
政治は難しいと感じるかもしれませんが、実は私たちの生活に直結しています。一緒に学び、一緒に考え、一緒により良い社会を作っていきましょうね。